【マナビノキャンプ ~テント設営編~】
田浦青少年自然の家に到着し、早速テントの設営です。今回のキャンプは、5人1組、7グループで活動しました。もちろんテントも1グループ1設営です。重たいテントを一緒に運び込み設営します。
テントってメーカーとか型番とかでそれぞれ形や立て方は微妙に異なりますが、基本的な構造は同じです。インナーテント、ポール(骨組み)、フライシートを組み合わせて組み立てることができます。
早速テントを手に取った子ども達、自分たちで組み立て始めました。シンプルな構造だけに子供たちだけで考えても案外テントは立てられるものです。「このポールはどこのポールだろう?」「長さ的にはここかな?」「ここに通すところがあるよ」といいながら、子供たちは自然と会話を始めます。またそうやって組み立てながら、違うグループの行動もよく見ています。「ねぇねぇ、ああやればいいんじゃない?」「ほんとだ!」そういいながら、グループの中で、グループ同士で、『対話』をしながら設営していました。
自分の背よりも長いポールを一生懸命に組み立てたり、届かないところに背伸びをしてひっかけようとしたり、1人の力で足りない時は自然とそこに友達が加わって「せーの!」って息を合わせたり…。同じ目的をもつ仲間が集まったとき、自然と関わりが生まれ、協力し、協働します。子供たちが困っていると、大人は、つい口や手をだしてしまいがちですが、ここでぐっと我慢することが「主体的に考え・協働的に学び・創造すること」につながります。私もつい、気になったり、手をだしたい!って思ったりしますが、ここでぐっと我慢をして見守ることが、子供をぐっと伸ばすんだ!ということを教員をしながら学びました!
前回のハイクの記事でも「~できない」「わからない」がワクワクの元だという話をしましたが、この活動中の「わからない」「困った」もまた、マナビノタネなんです。なぜかというと「わからない」より「〜たい!」が勝れば本気に、真剣になって子供は考えます。それでも、さらに「わからない」「困った」となれば、周りの仲間と共に考え協働し、必死に解決しようとします。つまり学びの中に「わからない」「困った」のシチュエーションがなければ伸びないし、学ばない。それを自分で、自分たちで乗り越えた時の嬉しさと達成感と自信をいかに子供たちに体験させてあげられるかなんですよね。それは決して「成功」や「完成」、「見た目」や「見栄え」がいいことではない。そして、そこに最短ルートでたどり着けばいいということではないというわけですね。
少し形がいびつだったり、グラグラだったりしましたが、7グループとも無事にテント設営ができました。テントの中に入り、自分たちの「住」を確保した子たちの嬉しそうな顔!「今日はここで寝るんだね!」「誰がどこで寝る?」「じゃんけんで決めよう!」なんて話し合っている子供たちの様子を見ると、どのテントからも「わくわく」があふれ出していました。
今回の探究テーマ「自分たちで生活を創る」。まずは「住」を確保した子ども達。さらにここから活動が深まっていきます。
マイスプーンのこと、書ききれなかった!!すみません!
【マナビノキャンプ ~マイスプーンづくり~】へ続く
知りたい!やりたい!のタネをマナビノキに育てよう
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