【マナビノキャンプ ~三浦アルプス編~ 】
鎌倉から電車とバスを乗り継いで「葉山花の木公園」へ。
ここでまずは、マナビノキャンプのオリエンテーションです。今回のキャンプに参加している子供たちは、マナビノキのワークショップ経験者の子ども達。「マナビノタネってなに?」と聞くと「このキャンプで、『知りたい!やりたい!』って思っていること!」と元気な声が返ってきました!
今回のプログラム「三浦アルプスハイク、マイスプーンづくり、野外調理、キャンドルナイト…」と流れを説明しはじめると…「あ!やりたいこと、みつかった!!」と早速「マナビノタネ」をワークシートに書き始めます。ただ、中にはワークシートを見ながら「ねぇ、先生、テントってなに?そこでみんなで寝るの?やったことない…」心配そうにつぶやく子も…。「みんな、2日間おうちの人から離れて友達と泊まるから心配や不安もあるよね。でも、その心配や不安は、『わからない、やったことない』から心配や不安なんだよ。」「反対に心配なことや不安なことを『テントのたて方を知りたい!』『心配だけど、友達とテントの中で寝袋に入って寝てみたい』って書いてみたらいいよ!それがマナビノタネだから!」と伝えました。
こういう「リフレーミング」が大事だと思います。子供ってよく「~できない」「~がわかならい」って言いがちですが、この「できない」ってことは「できるようになる!」ってことだし、「わからない」ってことは「知ればわかるようになる!」ってこと。つまり、それって、「できるようになるかもしれない」、「わかるようになるかもしれない」っていう「ワクワク」なんですよね!だれでも最初はできないし、わからないこともある。でも、自分で考えて調べてみたりやってみたりするうちに、わかるようになるしできるようになる。つまり「~ない」の形でとどめるのではなく、「できない」「わからない」から「~ができるようになりたい」「わからないから知りたい」って自分で変換できること、そうやって前向きに生きていく力を子供たちにつけていきたい!というのも、私の願いです。
さて、「マナビノタネ=ワクワク」を心の中にもって、お弁当を受け取って出発!今回のコースは尾根なので、登りが続くきつい登山とは違い、アップダウンを楽しみながら歩けるコースです。とはいえ、ほとんどが2、3年生。中にはこの4月で新1年生も混ざっているちびっこハイク隊。さらに、山歩きは、初めてという子もいたのでどんな感じになるんだろうと不安もありました。足場が悪いところを歩くという経験が初めての子もいました。「どこに足をつけばいいの?」「その石の上だよ」そう答えると「怖い…」とのこと。お尻でずりずりすべったり、座って足をついて降りたりしていました。
そんなスタートでしたが、小一時間ほど歩くと、すっかり慣れてきた子ども達。「山を降りるときは小鳥の足で降りるといいよ!」とアドバイスすると、「チョコチョコチョコチョコ」と小股で器用に降りれるようになりました「隣で同じ動作でやってみせる⇒子供たちがやってみる⇒アドバイスする⇒ほめる、認める」というプロセスをふむことができるようになるための近道です。私は今回の山では、最後尾から追いかける形で山を歩きましたが、そうやって子どもたちがどんどんできるようになって、自信をつけていって、辛い、しんどいことでも乗り越えていく様子が手に取るようにわかり、嬉しかったです。
約7.5km、アップダウンの山道が続く三浦アルプスを2時間半~3時間で歩ききった参加者35人の子ども達。乳頭山の山頂から横須賀の海を目にすると、肩で息をしながら真っ赤な顔をして「わぁ、きれい!」「のぼってきたかいがあったー」と叫んでいました。到着した梅の里でお弁当を食べるや否や芝生の上でじゃれあったり、寝転がって転がったり…お弁当食べたばかりなのに、そんなに転がって大丈夫なのかなぁ…と思いつつ、その笑い声に包まれながら「子どもたちと一緒に2日間マナビノキャンプ生活をつくっていきたい!」と自分自身の「マナビノタネ」を再確認!
マナビノキャンプいよいよスタートです!
【マナビノキャンプ ~テント設営・マイスプーンづくり~】へ続く…
知りたい!やりたい!のタネをマナビノキに育てよう
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