【原始人体験!?マイギリ式?ユミギリ式?自力で火起こし!作ろう竹筒ごはん!(後編)】
今回のワークのメインは火起こしと竹筒ごはんです。せっかく火起こしを苦労して自力でやるなら、その後の食事もなるべく身の回りにあるものを使って自力で作りたいなぁ、、と思い、竹筒ごはんに決定!竹筒ごはんは、その名の通り水分がたっぷりある青竹の竹の節を使って炊くごはんです。
まずは、太い青竹をのこぎりで切る作業。竹の表面が思ったよりツルツルしていて、子供達にとってはなかなか刃が入らず大変そうでした。また、せっかく刃が入っても、のこぎりを引けず苦労していたり、竹を1つ切るのも小さな子供たちにとってはなかなか大変な様子。
そんな様子を見ていたのですが、ここで見ている大人はちょっと我慢です。なぜなら困ったことから思考が始まるから。子供はうまくいってるときなんて、あまり考えていません。「困った、、どうしよう!」そんな気持ちが頭をフル回転させます。この時も結局、どうにかして刃が入った後、その子はのこぎりを入れて引いて抜いて、入れて引いて抜いて、というやり方で、少しずつ切り込みを入れ、自力で竹の節を切りきることができていました。
子どもって「あとちょっとで、できる!」っていう時にキラッと目が光るんです。だんだん手元が早くなって「あとちょっと、あとちょっと。」って、心の声が漏れだすような、そんな雰囲気です。そして、最後切り終わった時の何とも言えない満足そうな顔をします!その瞬間を見逃さない!絶対顔を上げて、キョロキョロします(笑)その時に目を合わせて「よかったね!頑張ったね!」って顔をすると、自分の頑張った姿をちゃんと見てくれていたんだなって、とっても嬉しそうな顔をします。
「さっきまで、のこぎり入らないって焦ってたでしょ!?でも、よく考えてやってたね」って声をかけると、堰を切ったように自分が考えたこと、苦労したこと、乗り越えたことを教えてくれます!そんな話を聞きながらたくさんたくさん褒める!大人は手を貸すんじゃなくて、頑張ってる姿、そのプロセスを見守り、評価することが大事だと思います。
竹が切れてもまだお米は炊けません(笑)竹を切った後はさらにお米の投入口を作ります。「ノミ」という道具を使うのが、初めてという子も多かったです(当たり前か!)蓋の大きさに切れ目を入れて竹の筋に合わせてコンコンと叩くと、キレイにスパッと割れ目が出来て蓋が取れます。竹を切るのも、蓋を作るのも一度できると、ものすごく自信になるのか「先生のも作ってあげようか?」なんて言ってくれました(笑)
そんな苦労して作った竹筒にお米と水を入れて、火種から起こした薪の上に乗せて、、。竹の蓋の淵から泡がふつふつ出てから待つこと30分。竹筒ご飯が炊き上がりました!!「蓋開けてみていい?」「食べていい?」とワクワクが最高潮の子供達!
スプーンですくってモグモグ。「、、、、」「どう??」「、、、、、」「どうなの?」「、、、、」「ねぇ!どうなの?」「うーん、なんか、このお米、麦茶の味がするー!」
子供にとって、お焦げの味?竹の香り?よくわからないけど、竹筒ごはんは、麦茶味のご飯だったようです。
「麦茶の味?それっておいしいってこと?」
「いやー、家のご飯の方が好きだなー」
全く!子供は素直だな!!
(もうちょっと書きたいので、後編②へ続く・・・)
知りたい!やりたい!のタネをマナビノキに育てよう!
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