【磯ハイク in 葉山!何が見つかる?採れる!?食べられる!?みんなで磯探検!】
4月7日(日)は、海ハイクに行ってきました!
ハイク(hike)というとどうしても山をイメージしがちですが、もともとハイクは「木々や川、湖、岩などの自然に囲まれたルートを長時間歩く」という意味です。
自然の中を歩くと、色んな発見があります。まず歩いているので、足で感じます。先日のキャンプで三浦アルプスを歩きながら「山道って丸太を歩いているみたいだね」と言った子がしました。「なんで?」と聞くと「なんかバランスが必要だから」って。石があったり、木の根っこがあるとそう感じるようです。
先日の磯ハイクでは「あー、もう、全然進まない!やだ!」「砂が足に入って歩きにくい、いたい!」と言っていた子もいました。また、打ち寄せる波に「波がないときに歩けるけど、波が来たらにげなっきゃ!!」なんていいながら、足首に当たったり、当たらなかったりする波を楽しんでいる子もいました。
そんな風にただ歩くだけでも、色んな感覚を足で感じます。
同じように、目では、青い空と青い海の景色を感じることができるし、鼻では海のにおいを感じます。「なんか、この辺海のにおいが濃い!」「ここは、海藻のにおいがする!」って。耳をすませば、波の音、人の声、遠くの船の音、海の音…たくさんの音が聞こえます。顔には太陽の光、頬には海の風・・・そうやって自然を歩きながら、身体でたくさん感じることがあります。
私は、この「感じる」ことが1番大事だと思っています。もちろん、みんな感じているんだけど、子供たちのほとんどは無意識に感じています。だから、この「感じる」ってことを、無意識にしないで、意識化してほしいのです。
探究って、何かに興味をもって「おもしろそう!しりたいな!やりたいな!」って思って、調べてみたり、やってみたり、試してみたり、分析してみたりしながら、自分で自分なりの答えを探していくことですが、その興味や好奇心の源が「感じる」ってことだと思っています。それが「探究」の入り口なんですよね。
足に当たったり当たらなかったりする波を感じて「何で波ってこっちにきたり、向こうに行ったりするんだろう?」「何で大きい波と小さい波があるんだろう?」「地球上の海ってみんな波があるの?って考えるかもしれない。歩きながら浜辺でみつけた貝殻を見て「これって何の貝なんだろう?なんでここから渦がまいているんだろう?」「中には何が入っていたんだろう?」「貝ってそういえばどんな体をしているの?」って考えるかもしれない。そんな風に自分が見聞きして、肌で感じたことの中から、自分で「知りたい!やりたい!」を見つけられることが大切なんです。
何か与えられた問題を効率よく解くこと、決まった答えを望まれた答えを望まれたとおりに答えること、それは学びではないと思っています。
「不思議だな、なんでだろう?」そうやって日々、考えるくせをつけるんです。だから一緒に自然の中を歩くんです。歩きながら子どもたちに話しかけるんです。「なんでだろうね?どうしてだろうね?」って。「もしかしたらこうかもしれないね」「どう思う?」「じゃあ、やってみようか!」って。そうやって、子供たちは「学び方」を学んでいきます。「これ知ってる?こうなんだよ。」「こうするといいんだよ!」は大人は言わなくてもいい。その代わり不思議に思ったこと、疑問におもったこと、小さいことでもいいからとことん付き合う!!一緒に遊んで、一緒に感じて、一緒に考えて…「なるほど!!じゃあ、次はこうしてみよう!」ってね。
みんなでたどりついた大浜海岸。
砂浜で採ってきたワカメを洗い、めかぶ、わかめ、茎にわけて、煮ました。おなかがすきすぎて、鰹節としょうゆであえて茎ワカメを「おいしい!おいしい!」と言って、食べたグループもありました。「ワカメおばけ味噌汁だー!」っていいながら、味噌汁なのかワカメ煮?なのかわからないものを「おいしい!おいしい!」と食べていたグループもいました。
なんか嬉しかったのは、靴に砂や石が入って歩けないって最初ナイーブになっていた子が、そのころには「先生!わかめの味噌汁飲んだらね、『ジャリ』っ言ったよ!砂付きのワカメでもおいしいね!」って満面の笑みで言ってくれたことかな!
ハイクしたら、どんどんたくましくなるね!!
この調子で三浦半島ぐるっとハイクしたい!
知りたい!やりたい!のタネをマナビノキに育てよう!
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