マナビノキ第3回ワークショップ無事終了!(後編)

 午後はTシャツ作り!はじめに草木染で染めた色見本を見せると「へぇ、同じ植物でもこんなきれいな色が出る植物もあるんだね!」「どこに咲いているの?」など興味津々の子供達!(来年は染色用の植物を育てるところからやりたいな!)今日は藍、茜、ウコンの3つの植物を使って染色することを伝え、それぞれの花や葉、根の写真を見せました。「へぇ、根から色が出るの!」「根っこでやってみればよかった!」とつぶやく子も。
また「ねぇ、一色じゃなきゃいけないの?」と聞く子がいたので「自分がやってみたいた色でやってみればいいんだよ!しなきゃいけないなんてないよ!」と答えました。
よく、私は子供たちにこう言います。「『~していい?~したらダメ?』っていちいち聞かなくていい。やめた方がいいなと思ったらちゃんと『やめな!』って言うからそれまでは『やりたい!』って思ったことは考えて、やってみな!」って。最初はきょとんとしている子も「本当に何も言われないんだ!」って思うと、のびのびとダイナミックに遊び出すことが多いです!(少々危ないことも、自分で体験しておくのが1番危なくないと思う。体験しないのが1番危ないと思うな、)
さて、話を戻して、それぞれ色、模様、デザインを決め、実際に染色!色をまぜたり、1色で染めたり、輪ゴムで縛ったり、ビー玉を入れて模様を作ったり…。「これじゃ丸が小さいかな?」「どんな形になるのかな?」と頭にイメージしながら、相談しながら作業を進めていました。その後、子供たちから「ミョウバン液で色止めしてみようっと!」「俺はお酢で止める!」なんて声が。「色をミョウバンやお酢で色を止める」なんて言葉を1年生や2年生が使うなんてある意味すごい!やっぱり体験と言語はリンクしていますね。
あとおもしろかったのは「藍とウコンを混ぜて青と黄色のTシャツ作りたい!!」って言ってた子が、悲しそうに「先生、なぜか赤になっちゃったの…」とTシャツを見せてくれたんです。「ほんとだ、茜が混ざったのかな?」なんて2人でしょんぼりしていたのですが、その後、酢水につけると…「先生!!見て!見て!!黄色にもどったよー!よかったー!!」と笑顔で報告にきてくれました。媒染液と色の変化なのか、もしくは、染色液同士の反応?何が起こったのか?やっぱり草木染は奥深い…。
ドキドキしながら、Tシャツを広げる子供たちの表情…広げたとたん、顔中に広がった笑顔!今回のワークで1番の「マナビノキ」を感じた瞬間でした!
「自分で着るものを自分でつくる」というワークもそうですが「ティピーテントを作り」「バームクーヘンを焼く」など、まさに「衣・食・住」。与えられるのになれてしまっている今の子供たちにとって、自分で自分の「生活」を創るという体験はやっぱり大事だなと思います。
染色探究楽しかったー!!また子供たちと一緒に探究したい!!
 
「知りたい!やりたい!」のタネをマナビノキに育てよう

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