マナビノキ第3回ワークショップ終了(前編)

第3回「自然で実験!何で染める?草木染めに挑戦!」ワークショップご参加のみなさん、ありがとうございました。スタッフのみなさん、大学生ボランティアのみなさん、お疲れさまでした!12月に入り寒さが心配でしたが、少し顔を出してくれたお日様の温かさと子供たちと元気パワーで寒さを感じない充実した1日となりました!
さて、今回の探究テーマは「草木染実験」。まず導入で「みんな、今日はどんな色の服着てきた?」と聞くと「青!」「赤!」「水玉模様!」「蛍光ピンク!」と元気よく答えが返ってきました。「実はそのみんなの服の色は、人工染料と言って化学染料やカラーインクなんだよ。昔は化学染料がなかったから、草や葉っぱ、木などで服の色を染めていたんだよ!ほら、こんな色!」と言って、パッと上着を抜ぎ、私の着てきた茜で染めたTシャツを見せると「おお~!きれい!!」とまたまたいい反応!「草木染っていって、ハデな色はなかなか作れないけど、自然の色で染められるよ!今日は、この草木染に挑戦しようね!」というと「楽しそう!!」「早くやりたい!」「どんな色になるのか実験したい!」とたくさんの「~したい!」=マナビノタネが出てきました。
 その後はグループごとに色が出そうな植物を探しに出発!「濃い緑色だから緑になるかな?」「黄色いお花を花びらだけ集めて入れてみた!」「木の皮はどうだろう?」「赤い実は?」どんな色が出るかわくわくしながら鍋で煮出す子供達。「あ、ちょっと茶色い色が出てきた!」「なんか、この木ヒノキ風呂のにおいする!」「布がちょっとオレンジっぽくなった」と実験に夢中になっていました。
 さらに、ここからがこの草木染の探究ポイント!「酢水」「ミョウバン水(アルミ媒染)」と媒染液を準備し、「ねぇ、みんな!この液につけるともしかして色が変わるかもよ!?」と言うと、みんな染めた小さい布をもって浸しにきました。「あ!ほんとだ!なんか濃くなった!」「ちょっと色が茶色に変わった!」と驚いていました!「何度もやるとどんどん濃くなるよ!」という発見も。
今回は低学年が多かったので、草木で染まる原理や、染色と繊維の仲立ちをする役割をする…という話まではできませんでしたが、「草木染めパート2」を開くときには、媒染による色の違いの実験などもできたら楽しいだろうなぁ…と、頭の中で私の「~たい」が出てきました。草木染は、本当に奥が深い…自分がはまりそうです(笑) 
後編へ続く、、、
「知りたい!やりたい!」のタネをマナビノキに育てよう

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